K-ARC

Kosen-Applied science Research Center


お知らせ




乾かず、高強度なゲルを利用した低摩擦材料を開発

二種類のポリマーを組み合わせたポリマーゲルに難揮発性のイオン液体を

組み込むことで、しなやかで強い低摩擦材料として機能−



 鶴岡工業高等専門学校 創造工学科 化学・生物コースの荒船博之准教授(筆頭著者)、本間彩夏研究員、森永隆志准教授、上條利夫准教授、佐藤貴哉教授(責任著者)らはダブルネットワークゲルとイオン液体を組み合わせることで高温・真空下でも乾かない潤滑ゲルシステムを開発することに成功しました。この研究成果はドイツのWiley-VCH社が発行する界面化学の学術論文雑誌Advanced Materials Interfacesに5月9日付けで掲載され、同雑誌の表紙(バックカバー)にも採用されました。本研究は山形大学の古川研究室と連携して行われたものです。


                   

                                                                                                                                Wiley-VCHバックカバー



(論文は下記URLに掲載されており、概要を閲覧できます)


論文タイトル: 「Highly robust and low frictional double network ion gel」  

全著者: Hiroyuki Arafune, Saika Honma, Takashi Morinaga, Toshio Kamijo, Miki Miura, Hidemitsu Furukawa and Takaya Sato

URL  http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/admi.201700074/full (論文)

      http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/admi.201770045/full (バックカバー)



 詳細は、鶴岡高専ホームページにも掲載されています。

 http://www.tsuruoka-nct.ac.jp/topics/2017/05/16/19304/








K-ARCシンポジウム2016

「ICTでつなげる地域共生アグリ・バリュースペース」を開催します



「庄内に多様な風を吹き込んで更なる地域創生を!」をテーマに、K-ARCシンポジウム2016として、『ICTでつなげる地域共生アグリ・バリュースペース』を開催します。今回は、「農業ビジネス」編集長の浅川芳裕氏をお迎えし、スマートテロワールとICTの融合による地域経済の活性化等について、提言をいただきます。農業や食品のみならず、広く地域活性化等にご興味のある方もぜひご参加ください!


 




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K-ARCシンポジウム2016プレイベント

「異分野(スポーツ)から学ぼう!」を開催します



「庄内に多様な風を吹き込んで更なる地域創生を!」をテーマに、K-ARCシンポジウム2016プレイベントとして、『異分野(スポーツ)から学ぼう!』を開催します。今回は、元バスケットボール日本代表の岡山恭崇 氏をお招きし、スポーツにおける指導方針やチームワークの大切さなど、幅広い観点からスポーツについてお話しいただきます。講演後には、フリーディスカッションもありますので、ぜひご参加ください!






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K-ARCシンポジウム2015

「先端科学の社会実装を目指して」を開催します


                              
K-ARC内の研究をご紹介するシンポジウムを開催いたします。ぜひご参加ください。








プログラムの詳細および申込用紙は こちら 









JST研究成果展開事業・マッチングプランナープログラム探索試験に

K-ARC内研究の2件が採択されました



K-ARCで行われている研究の2つ(本校、創造工学科 機械コースの當摩 栄路 教授と田中 浩 教授)がJST研究成果展開事業・平成27年度マッチングプランナープログラム探索試験に採択されました。いずれも、実用化、実証試験を実施するもので社会実装に向けた研究です。


        
研究テーマおよび概要は下記となります。



○當摩 栄路 教授

【 研究テーマ 】 MT法を用いた樹脂成形プロセス解析による自動車部品の樹脂化(鉄から樹脂)拡大研究

      
【 概 要 】

自動車業界は、環境対応として燃費の向上に取り組んでおり、部品類の”金属製から樹脂製への転換による軽量化”が挙げられる。

その一例として自動車用鉄製プーリの樹脂化が盛んに行われている。
現在実用化されている樹脂製プーリは、強度や寸法安定性の観点で十分な強度特性を有しているとはいえない。
本研究では、樹脂プーリの強度を満足する成形加工プロセスの最適化を、統計的手法である「タグチ・メソッド」により解析・評価し、最適な樹脂成形プロセスの確立と、部品の品質安定化を同時に実現する。最終的には、新たな部品の樹脂化”鉄から樹脂へ”の転換・実用化を発掘・拡大していく。


○田中 浩 教授

【 研究テーマ 】 工具刃先の微細平滑研磨によるスローアゥエイ工具の寿命向上技術
    
【 概 要 】
切削工具の刃先を平滑に仕上げることで、刃先の摩耗が減少する簡単かつ低コストな研磨技術を開発中です。
本研究では、直ぐ向上に入る研磨機構の開発とその実証実験を行うものです。